先週のPEで3人が持ち込み、1人が8位を獲得した青緑ストームについて、Puremtgoに友人が記事を書いていたのでざっくり翻訳です。

このデッキは、エンチャント土地を付けたランドを《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》と《断絶/Snap(ULG)》を利用して何度もアンタップし、その過程で出たマナを更にエンチャントとドローに費やし、最終的にはデッキを引き切った上で《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》を打つか、X=20以上の火力を叩き込むかでフィニッシュするデッキです。

既存のinvasion sac landsを使用したバージョンとの違いは、ハンデス耐性と、見切り発車の難しさにあります。
エンチャントした土地を破壊されない限り、使用するドローは《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》が多く、ハンデスでドローを潰すというプレーが効き辛いようです。結果として、少々の妨害なら安定してフィニッシュに持ち込めるデッキなので、ストーム対策をハンデスに頼る黒系コントロールはほぼbyeになりそうです。
ただし、使用者曰くスタートターンは4~5,おまけにドローソースに《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》を積んでいるため、緑単色ストンピィ、ゴブリンは大変苦手なマッチらしいです。これらのデッキとほぼ5分な旧ストームとは、全く強みが違うデッキと言えます。
白系ビートダウン、affinityはどちらのストームにとってもお客さんですが、これらがトップメタとは言えず、また、流行りの青単には多く見積もって5分にしかならないので、コンボが強いメタでは無いと思います。

何度かpracticeで当たりましたが、意外とインスタントタイミングでの除去⇒snap立ち消えに脆い気がします。次のターン再スタートされる可能性が高いですが、grapeshot型ならそれでデッキを引き切って死んでくれるかもしれません。ただ、旧ストームよりサイドオプションが豊富で、これから進化して行くデッキだと思われます。


個人的に強そうだと感じるのが、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》の(ストームバウンス、5マナでランドも戻せる)で相手を封じて、次のターン(または前メイン⇒後メインで、相手のマナを消してから)でフィニッシュに持ち込む戦略です。これならば、1マナの全体1dmgが無い以上、火力でなくwarrensですら即死確定になります。コントロールは少なくとも積むでしょうし、リソースを残したまま次のターンを迎えられるこのデッキの特徴を活かしきれていると思います。
実際に回した事が無いので、それだけの余裕があるのかどうか不明ですが、少なくともコントロールキラーにはなれるのではないでしょうか?

コメント

nos
2010年7月31日8:27

どうも。度々コメントもいただいて、こちらからも記事読ませていただいてたので、
リンクさせていただきました。

このストームは気にはなっていたので、今回入賞してレシピが公開されたのが嬉しいですね。
practiceで観戦しただけだと、何でもないビートダウンにあっさり負けたり、
ちょっと相手がモタつくと圧勝したりでよくわからなかったので、
こういう風にトーナメントプレイヤー視点でデッキとしての特徴を
分析する記事はすごく勉強になります。

また記事読ませていただきますのでよろしくです。

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